屋根のご相談はお気軽に...
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建築板金とは、主に薄い金属板(薄もの)を使って、これを切断したり、折ったり、貼り合わせたり、変形させたり―――といった「加工」を施すことにより、屋根・外壁・雨樋をはじめ、厨房用金物・ダクト・天蓋・排気筒、あるいは内壁・工芸品などの建築板金製品を製造、取付工事までおこなう技術を呼びます。
金属の曲げ延ばし加工を行うには、その金属の特性を熟知し高度な技能・技術が必要です。建築板金職人は、金属板の塑性加工の専門的技能・技術を有しています。
屋根の施工において、外壁やトップライト廻りで水対策を行うのが雨仕舞です。施工手順を十分に考え雨水を下へスムーズに流す施工をします。しっかりとできていないと雨漏れの原因となります。技能、技術を要します。
建築物の顔となるのは外壁であり屋根です。周囲の取り合いや建物全体から見た美観や景観のバランスを考え、形にしていきます。建築板金の高度な技能、技術で実現できます。
関東地方で多くの屋根は金属屋根やコロニアル(スレート葺き)です。その中で金属屋根は軽量で耐候性が高くリサイクルも可能な屋根材です。材質はカラーガルバリウム鋼板、カラーステンレス、銅板、チタンなどがあります。一般住宅では耐久性に優れ経済的なカラーガルバリウム鋼板が多く使わています。スレート屋根はカラーバリエーションが多く、経済的ですが、耐久性と雨仕舞が若干劣ります。社寺仏閣の屋根には昔から銅板が多く使われています。
横葺
プレス瓦葺
立平葺き
破風板金
瓦棒葺
折板葺き
屋根、壁は建物を守る大切な部分です。各メーカーから優れた商品が多く販売されています。しかし優れた材料があっても技能と技術が劣っている施工店では材料の良さが半減し、雨漏れが発生したり風や雪などで破損してしまうことがあります。材料は部品として現場に搬入されます。それをしっかり管理し腕の良い職人が取り付けることによって、材料の良さを十分に発揮し、引渡し後も長く使い続けることができます。施工代が安いから、家から近いからではなく、技能、技術をバランスよく持った施工店選びが重要となります。
屋根と同様に、建物にとって雨と風を防ぐために外壁は重要な部分です。外壁の多くは金属製サイディング、窯業系サイサィングが使われ、そのほとんどが通気工法で施工されています。最近の金属製サイディングはバリエーションが多く、タイル調、くしびき調、木目調などがあり、和風建築、洋風建築のどちらにも対応できるようになっています。耐候性に優れているのも特徴の一つです。外壁のリフォームにも使いやすく、雨仕舞も抜群です。
金属サイディング工事(GL)
金属サイディング工事(角波)
窯業系サイディング工事
外壁を見るのは、施工後が多いと思いますが外壁で重要な部分は仕上材を貼る前となります。最近の住宅の外壁の防水層は二重構造となっており、一層目は下地の状態となります。この部分で水の浸入を防ぐ必要があります。防水紙、捨て板、通気材、防火対策材など重要な部品を適正に取り付ける事が重要です。この部分をしっかり施工しておけば、経年劣化などで、防水紙が切れたとしても雨水は外側から水切を伝わって外に排出できます。
雨樋は建物に重要なもののひとつです。材質は塩ビ製、金属製の二種類となります。雨水を受け止め集水升に落とし、竪樋に流れて排水されます。一見、簡単な構造のようですが、色々と問題を引き起こすことがあります。落ち葉によって軒樋がつまり溢れ出す、熱伸縮や経年劣化で部品が破損し漏水する、雪で雨樋が下がってしまい溢れ出すなどのトラブルがあります。水が漏れだすと、鼻隠し板や柱などを伝わり、外壁を汚したり、雨水が家の中まで入ることがあります。そうなる前に定期的にメンテナンスをお勧めします。
Panasonic/ファインスケアNF-I型
Panasonic/アイアン丸
Panasonic/いぶし雨とい「匠」・丸
昨今、関東地方でも大雪が降ることがあります。軒樋は雪に非常に弱く私たち職人にとっても気を使う遣う部分です。軒樋を吊る金具の巾を短くしたり、軒樋の取付高さを低く取り付けて雪が引っかからないようにしたり、状況に合わせて行っています。大雪の後、樋がおかしいなと思った時には点検をお勧めします。落ち葉が多く落ちる場所もメンテナンスが必要となります。